FMX【Elite】

FMX【Elite】

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攻撃力:529 属性値:火260 会心:0%(スキルなし緑ゲ時) スロット:3
砲撃LV:拡散型レベル4

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秘伝書「箱通」にその製法が記された希少価値の高い銃槍である。
秘伝書と言っても天ノ型や嵐ノ型などのそれとは違うので注意してもらいたい。

FMXはその形を見てもらうと分かるように、銃に非常によく似ている。
これはもともとFMXの原型がヘビィボウガンであった為である。
弾倉にはシリンダータイプを採用しており、形状はリボルバーに近い。
リボルバータイプのヘビィボウガンで有名なものにアルギュ=ダオラSPがあるが、
FMXは、さらに爆発系の弾丸を撃つのに優れたヘビィボウガンとなるよう開発された。

しかしながら、レベル3拡散弾を6発同時装填、なおかつ連続射撃可能なその仕様は
フレームにかかる負担が大きく、耐久性を維持出来なかった。
それを改善する為にストック部を大きくし、バレルを長く、さらに厚くする必要があった。
なんとか実現しようと開発が進められ遂には完成したが、最後の最後に盲点があり、
「公正狩猟武具開発協会」の定めるヘビィボウガンの全長の規格を大きくオーバーしていたのだ。
(更に言えば、6発同時装填は、ギルドの定める1ポーチに所持可能な拡散弾の数も超えている。)

完成までの努力が一挙水泡に帰した開発チームは一時愕然としたが、
そこへ一人の武具職人が現れた。

その男の名は、グレゴリオ=ガンバレー=ガンバルナ。
銃火器を手がけさせればその右に出るもの無しと謳われた、
「ガンちゃん本舗」の宗家の達人であった。

「ガンちゃん本舗」は今から数百年前の創業以来、ありとあらゆる銃を作り続け、
命中精度の高さ、並大抵の事では壊れない強度、一撃必殺の殺傷能力で
軍関係者、武器商人、政治家、夢見る中学生などあらゆる分野から信頼を得てきたブランドである。

その長い歴史の中でこれまで狩猟武具に手を出さなかったのには、
「ハンターというのは剣と魔法を使ってふぁんたじっくに竜を倒すもの。
 我々の作る、人を殺す為に作られた血なまぐさい銃器とは無縁の世界だ。」
という老舗特有の凝り固まった思想によるものであった。


だが、とある河川敷で巨大な銃(FMX)を見ながら頭を抱える一人の青年を
見かけ、グレゴリオは声をかけずには居られなかった。

グレゴリオ「アンタ、面白い銃を持ってるじゃないか。ちょいと見せてくれよ。」

青年「あ、ああ。いいですよ、でもこれも今となっちゃただの燃えないゴミさ。」

グレゴリオ「ほう、俺にはそうは見えないがね。」

青年「これはハンターが使うヘビィボウガンになる予定だったのさ、
   でもオレがトチったせいで全部パーさ。さてどうしたものか…」

グレゴリオ「ハンター…?ハンターってあれだろう。剣とか魔法で竜を倒すんじゃないのか?」

青年「えwま…魔法ってww今時そんなん無いからwww剣とかー、ランスとかー、
   ボウガンだったり、ガンランスだったり~…」

グレゴリオ「ガン…ランス…だと?なんだそれはガンなのかランスなのかどっちなんだ!?
      ちょっと詳しく教えてくれ!」

青年「なんだよ急に血相変えて。ガンランスってのはそうだな。銃のように弾薬を使って
   砲撃したり、槍のように突いたり、そうだ、竜撃砲っていうド派手な
   攻撃も出来たりして…、てゆうかあなた一体誰なの?」 

グレゴリオ「世の中には変わった銃もあるもんだな。だが、面白い…、面白いってのは
      大事な事だぜ。久々に血が騒いできやがった。
      あ、俺か?俺はグレゴリオ=ガンバレー=ガンバルナだ。」

青年「ガンバルナwwwガンバルのか頑張らないのかwww
   ん……?なんかどっかで聞いたことある名前だな、ま、いっかwww」

グレゴリオ「名前聞いて笑うとは失礼なヤツだな。まぁいい。俺は今超絶機嫌が良い。
      それに笑われるのには慣れてるしな。どれ、その銃を俺に貸してみろ」




こうして、FMXはガンバルナの手によって見事ガンランスへと生まれ変わったのである。

銃槍の基本的な構造を聞いただけで、ヘビィボウガンをガンランスへと変化させていく工程は
まさに魔法のようであった。砲撃レベルは4と最高峰に達することは出来なかったが、
もともとは違う種類の武器。それが極限であると言えた。
諦めかけていた開発チームは、ガンバルナの神業的技術と、常人では到底思いつきもしない
発想の豊かさ、一つの武器を作りあげる事への情熱に感激し、涙した。

その工程が記されているのが、秘伝書「箱通」である。
「箱通」の名の由来には諸説あるが、いずれも定かではない。

ちなみに「FMX」はFastest・Maximum・eXplosion、つまり「最速かつ最大の爆撃」を
意味しており爆破特化型ヘビィボウガンとして開発された当初の名残である。


  • 最終更新:2012-07-05 11:39:08

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